OUTPUT: キーワードは、XSUB の終了時に、(新しい値が Perl から見え
るように) 特定の関数引数を更新しなければならないか、特定の値を呼び出しも
との Perl 関数に返さなければならないことを示します。上記の sin()
関数のような簡単な関数では、 RETVAL 変数が、自動的に出力値として使
われます。より複雑な関数では、xsubpp コンパイラがどの変数が出力変数であ
るかを判断するために助けが必要となります。
このキーワードは、通常 CODE: キーワードを補足するために使います。
CODE: キーワードが存在するとき、 RETVAL 変数が、出力変数と
して認識されることはなくなります。 OUTPUT: キーワードを使用すると、
コンパイラに RETVAL を実際に出力変数として使うことを指示することに
なります。
OUTPUT: キーワードは、関数の引数が出力変数であることを示すために
も使われます。これは、その引数が関数内で変更されているときに、更新結果を
Perl から見えるようにするために必要となることがあります。関数引数を
RETVAL 変数といっしょに OUTPUT: の下に並べる場合には、
RETVAL 変数は最後に置かないといけません。
bool_t
rpcb_gettime(host,timep)
char * host
time_t &timep
OUTPUT:
timep
OUTPUT: キーワードはまた、出力引数を typemap ではなく、マッ
チするコードに対応させるためにも使います。
bool_t
rpcb_gettime(host,timep)
char * host
time_t &timep
OUTPUT:
timep<tab>sv_setnv(ST(1), (double)timep);
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