Namazu-devel-ja(旧)


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コンパイルする上での補足事項



寺西です。

namazu 2.0.13RC3 をコンパイルする上での補足事項を簡単にまとめて
みました。

Namazu をコンパイルするための一般的な流れ:

A. Perl 5.004 以降をインストールしてください。
B. 必要に応じて GNU make をインストールしてください。
C. NKF (1.71 か 1.9 + 全角パッチ か 2.04 以降)をインストールして
   ください。(ja)
   必要に応じて NKF Perl モジュールをインストールしてください。(ja)
D. KAKASI をインストールしてください。(ja)
E. 必要に応じて Text::KAKASI をインストールしてください。(ja)
F. 必要に応じて GNU libiconv をインストールしてください。
G. 必要に応じて GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
H. Namazu 同梱の File::MMagic 1.20 以降をインストールしてください。
I. Namazu をコンパイルしてください。

備考: 
 - ja の部分は、英語環境で使用する場合は省くことができます。
 - config.h に #define ENABLE_NLS 1 が含まれていない場合は、
   英語以外のメッセージを表示することができません。
   この場合は、GNU gettext をインストールしてください。
   2.0.12 までは intl が含まれていましたが、2.0.13 以降は
   削除されました。


<<<環境別コンパイル方法>>>

A. Solaris

   1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
      ここでは /usr/local にインストールしたとします。
   2) ./configure --with-libintl-prefix=/usr/local
   として、libintl の場所を指定します。
   3) make clean; make

   備考: Solaris gettext は利用できませんので、GNU gettext が
         必要になります。また明示的に libintl を指定しなければ
         なりません。

B. Mingw

  1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
      ここでは /mingw にインストールしたとします。
   2) ./configure --with-libintl-prefix=/mingw
   として、libintl の場所を指定します。
   3) make clean; make

C. Mac OS X

  1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
      ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
   2) ./configure --host=powerpc-apple-bsd
   として、host を指定します。
   3) make clean; make

D. EWS4800

   1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
      ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
   2) env CC="/usr/abiccs/bin/cc" LDFLAGS="-L/usr/ucblib -lucb"
./configure
      コンパイラと libucb のリンクを明示的に指定します。
   3) make clean; make

   ※ gcc を使う方が良いかもしれません。(未確認)

E. その他

  1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
      ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
   2) ./configure
   3) make clean; make


*1 これらの環境では、/usr/local に GNU gettext をインストールして、
他に GNU gettext をインストールしていない場合に限り、次のステップの 
configure で libintl の場所を指定する必要はありません。
ただし /usr/local 以外にインストールした場合などは、
--with-libintl-prefix でパスを明示的に指定してください。


<<<make check での注意>>>

A. touch に -r オプションのない環境(Sun他)
   make check 時に  
   usage: touch [-amcf] file ...
   のようなメッセージが出た場合は、touch が -r オプションをサポートして
   いない環境かもしれません。

   1) GNU touch あるいは -r オプションのある touch コマンドのパスを
      優先します。
      ここでは /usr/bin/touch とします。

   2) env PATH="/usr/bin:$PATH" make check
      のように -r オプション付 touch のあるパスを一時的に前に持ってくる
      等をしてください。

B. 日本語メッセージを表示するには
   .mo ファイルを所定の場所に置く必要があります。簡単な方法は
   Namazu をインストールすることです。
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寺西 忠勝(TADAMASA TERANISHI)  yw3t-trns@xxxxxxxxxxxxxxx
http://www.asahi-net.or.jp/~yw3t-trns/index.htm
Key fingerprint =  474E 4D93 8E97 11F6 662D  8A42 17F5 52F4 10E7 D14E